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「『千と千尋神隠し』も、『バッテリー』も、物語は引越から始まっているねぇ。」
と言うと「『となりのトトロ』もそうだよ」と薫月。さらには「『パンダコパンダ』もそうだ」と。
真偽はわからないけれど、引越というのは新しいドラマをはじめるのにいいきっかけになるのだろう。そんな話をしながら安曇野の最寄りのインターを降りた。すでに夜8時をまわっていた。

自宅から小学校へ歩いて30分。
田んぼや農家の間を通っていくのどかな通学路は、道草食うのには格好のコース。
学校に着くと授業はすでに始まっていた。
三好家は校長室に案内され、校長先生と教頭先生に転入に際してのいろいろと説明を受ける。
休み時間になると、廊下の窓には元気そうな子供たちが転校生を覗きにやってきてはこちらに向かって手を振る。それに応えて手を振り返す廉太郎。駿平、薫月にも笑顔がこぼれる。
初めての学校に緊張しながらも、この学校の子供たちが自分たちのことを心待ちにしているということ伝わって来て、嬉しさと恥ずかしさの入り交じった表情をしている。
広大な敷地に広がる校舎を教頭先生に案内してもらう。学年ごとに独立した校舎があり、それぞれの学年に畑がある。1年生の校舎は平屋建て。裏には子供たちが駆け回れる山があり木登り出来る木が立ち並ぶ。広い広い体育館とは別に全校が集まる際に利用される講堂、中庭には鴨が卵を温めている。50mと25mのプールがあり、広々とした校庭のまわりには桜が植えられ、遠く北アルプスを望む事が出来る。各学年3クラスずつあるので、荻窪小学校と規模はさほど変わらないけれど、敷地は恐らく4~5倍はあるだろう。
ここの生徒は朝7時40分頃には登校して8時20分の授業開始まで自由に遊び回っているそうだ。
校長室に戻ると3人の担任が順に入って来て子供たちを引き取っていった。3人にとっての新しい生活、新しい物語が始まった。
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安曇野の穂高暮らしがはじまりました。
男子3人が小学校へ行ってしまうとそれは静かな時間が流れるのでした。
遠くで鳴くカッコウの声が聞こえてきたりします。
大家さんが手入れしている庭の植木は季節の花を咲かせています。
珠ちゃんは水遊びしたり土いじりしたり、ひとりで遊んでいてもご機嫌な様子。
こんな時間を持つためにここに来たのだなぁ、と思うのでした。
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妻からこんなメールが届きました。

「今日は夜ご飯の後、大相撲大会になり、子ども達みんなパンツ一丁で白熱しました。汗だくになってお風呂入り直しです。
ママも今日の暑さにビール1本あけちゃいました。楽しいね~」
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早朝ジョギングをしていると山を背に虹が浮かび上がっているのが見えて来た。
安曇野の天気は日々変わりやすく、夏のような暑さが続いているかと思うと1時間後には天気雨になったりする。道行く人も傘はささずに濡れていてもヘッチャラな様子。
毎日のように雨に降られていると気にしない。
長野のおおらかさはそんなところからも来ているのかもしれない。